10月、ロザリオの月に

アイキャッチ用 松尾神父の今週の糧

鷺沼教会の機関誌「コムニオ」の表紙は今年4月号から、その月の聖人を一人選んで載せています。10月号の表紙はアシジの聖フランシスコです。10月は、聖フランシスコ(4日)以外にも女子カルメル会の小さき聖テレジア(1日)と大聖テレジア(15日)、聖心の信心を広めた聖マリア・アラコック(16日)、福音書記者聖ルカ(18日)や使徒聖シモンと聖ユダ(28日)等、魅力的な聖人たちが並んでいます。

更にまた、忘れてはならないのは7日にロザリオの聖母を記念することから、10月はロザリオの月であるということです。島根県から長崎医科大学に進学した永井隆氏は、下宿先が伝統あるカトリックの家庭だった縁もあって受洗。ビンセンシオ・ア・パウロ会のメンバーとして、高齢者の慰問や治療などの医療奉仕活動に活躍しました。氏はロザリオの祈りが大好きで、著書『ロザリオの鎖』の「いつでもロザリオ、どこでもロザリオ、みんなでロザリオ」という言葉はよく知られています。

御受難会の来住神父様は、著書『目からうろこ ロザリオの祈り再入門』(女子パウロ会刊)で、ロザリオの祈りの特徴として、「祈りの立ち上がりが早い」と解説しています。その中で、イエズス会の門脇佳吉師が使った説明として、<杭を地面に打ち込もうとする場合、大きな木槌で一発でドカーンと叩いてもそんなに深く入るものではない。むしろ中型ぐらいの木槌で何度もコンコン、コンコンと叩くと地面に深く入っていく>そのイメージが、ロザリオの魅力と説明しています。

また、祈りの継続のために<とりなしの祈り>、すなわち、意向をたてることを勧めます。家族、友人、病者、教会、あるいは社会のためというふうに、具体的な意向をたてて唱えることが長続きの秘訣だというわけです。自分が何のために祈るよう神から委ねているのかを感じ取って、対象を定め、継続して毎日祈ることがとりなしの祈りの柱となっていきます。そのために、ロザリオは恰好の手段となりうるのです。

鷺沼教会では、毎木曜日午前9時半から唱えていますが、加えて10月中は毎土曜日の19時からも唱えています。よかったら一度参加してご一緒にとりなしの祈りを体験してみませんか。

主任司祭 松尾 貢

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