「生涯養成」の勧め

アイキャッチ用 松尾神父の今週の糧

「神学は、人間学です」とおしゃっていたペトロ・ネメシェギ師の言葉を思い出す。たしかにそうだ。人間の創造主であり、愛そのものであるお方を知らなければ、またその方から見なければ、人間の本当の価値をわかることはできない。またその逆も真なりといえる。そういう意味では人生の喜びや悲しみ、面白さや苦さを体験した年齢になればなるほど信仰についての学びも豊かで深みあるものとなるに違いない。

ローマの教皇庁立サレジオ大学で研修していたとき、多くの年配の方が大学の授業を聴講にきていたことに新鮮な驚きを感じたことがあった。特に、FAVALE教授の「 Movimenti ecclesiali contemporanei 」(現代の教会運動)という授業には、年配の方々が教室の前列を占めて熱心に受講していた。四谷にいたときも、現役のサラリーマンで夜間講座を仕事帰りに受講される方、退職した方で上智の神学部や院に編入学し、神学の学びをしている方がかなりいることを知った。

定年を迎えた方、子育てから少し解放された方にお奨めしたいのが生涯養成としての宗教講座だ。今年も鷺沼教会では、5月の連休後、宗教講座が開講される。今年の外部講師の講座をご紹介したい。

昨年に引き続き、阿部仲麻呂師(日本カトリック神学院・上智非常勤講師)が二つの講座を開講してくださる。今年10月から始まる“信仰年”にちなんで「使徒信条の形成」(11時~正午)、午後は「秘跡論」(13時~14時)。更に調布教会で人気講座の辻家直樹師の「聖書の基礎の基礎」で旧約聖書モーゼ五書の一端にふれることもお奨めしたい。

中原教会のパスカーレ師が「鷺沼教会は信徒のカテキスタの方が多くていいですね。中原・鹿島田でもカテキスタの養成に今年力を入れたいです」と先日話しておられた。早速数名の希望者があったようだ。鷺沼でも入門講座、結婚講座、堅信などの準備のためにもっと信徒のカテキスタを養成する必要があります。“教えることは最大の学び”です。カテキスタ養成コースに参加されたい方、ぜひご連絡ください。お待ちしています。

主任司祭 松尾 貢

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