四旬節黙想会のご報告(動画あり)

アイキャッチ用 四旬節黙想会(2022)

2022年4月3日、復活祭に向けて、四旬節黙想会が行われました。「キリストと共に」をテーマに、協力司祭である阿部仲麻呂神父様の講話が行われました。

《写真》

講話中の阿部神父様

《動画》

(約45分)

《概要》

テーマ:「キリストと共に」

今回の要点は、「キリストの優しさ」「キリストが横にいるという意識で生きる」の2点です。
「優しさ」とは相手を細やかに理解して関わる態度です。そして、それを生きたイエス・キリストの姿をイメージしながら、横にキリストがいることを絶えず思い出しながら、日常生活を続けることが大切です。

今日の福音朗読箇所(8・1~11 姦通の女)は意味深いものでした。イエス・キリストが1人の女性を大切にして救い出す場面でした。「私もあなたを罪に定めない」。「私は」ではなく「私も」と「も」という一言の中にイエス・キリストが、罪深い人たちと一緒に歩んでくださる方であるということも描かれています。

イエス・キリストのような優しさを、理解して、思い巡らして、自分も生きてみる、それがキリスト者の歩みです。私たちがイエス・キリストのように生きようとする時に冷静さと細やかさを意識して生活すると良いでしょう。

この優しさについて教皇フランシスコは『兄弟の皆さん』という回勅の中で224項という中で、よく述べています。
優しさ、というのは3つの問題を解決することにつながります。それは「恐れ」「心の不安定状態」「(自分の人生を歪んで見てしまう)歪み」。
イエス・キリストの態度を生きるにはどうすればよいか、4つの動きがあります。まず「相手に注目」して、「微笑みかけ」て、「励ましの言葉をかけ」て、「耳を傾ける」。この4つを深めれば、キリスト者としてキリストと同じように歩めます。
この4つのポイントは、一般社会の普通の人が実践しても優しさを生きるきっかけになります。しかしキリスト者は、もっとそれを専門的に、プロとして深めるという、洗礼を受けた責任者として極めていくので、普通の人の生き方をもっと深めるというよさもあるわけです。普通の人の生活とキリスト者の生活はつながっています。キリスト者はもっと普通の生活を深めて、注意深く極めていく、深さということが大事になります。

今日のテーマ「キリストと共に」――それは専門用語で「シノドス」ですが――、「キリストという道を一緒に歩む」「キリストと共に旅する」ということです。
私たちはキリストが横にいて、一緒に歩んでくれることを意識して、毎日生活すれば態度が優しくなっていくということであり、キリストと共に旅をする人生を歩むのが、教会共同体です。
教会というのは、建物や土地ではなくそこに生きている、生ける人びとそのものが教会共同体です。これから私たちは旅をしてまた別な人にこのキリストの喜びを伝える役目があるのです。

黙想の特徴は、横にキリストがいることを意識しつつ、自分の生き方を反省する、キリストと自分を比べながらチェックしていくことです。キリストと一緒に振る舞うことを意識すれば、自ずと自分の欠点が変わり、乗り越えられます。
キリストがそばにいれば、私たちは変なことはできませんから、キリストを忘れて自分だけで突っ走ると、失敗して罪に陥ります。

それぞれ洗礼を受けてからの自分の歩みを一言でまとめると良いと思います。自分の人生の歩みを振り返って短いまとめを作り、それを深めて、それをどう実行に移すかが、信仰生活の前向きな生活のポイントになると思います。


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